女性は毎日、メイクを始めてからは一生お付き合いをする化粧品。一生と聞くとそんなに長いのか、そんなにメイクしているものなんだ。と改めて思うかもしれません。
思春期からメイクに興味をもちこっそりお母さんのリップから初メイク!なんてことも良くお聞きします。はみ出しながら塗り少し大人びた顔に感動されたかもしれませんね。
化粧品としてお肌に一生のせますが、スキンケアはお肌を育てるもの。メイクは着飾るもの。そんな位置づけだと思います。
お肌に与えるもの、覆うもの、塗るものでお顔の上は毎日過酷。とても忙しいと言えます。そしてメイクを落とすクレンジング。何より気を使ってほしい最も重要なスキンケア。
クレンジングを見直すことが綺麗な美肌の第一歩となるからです。
クレンジングと洗顔の役割
毎日のスキンケア、メイクをした状態の時間はどのくらいお肌の上にのせているのでしょうか。
私はメイクをしないわ。 など個人差がありますが、通常は朝からメイクをし、6.7.時間就労し、バスタイムまで時間は
平均14時間位と言われています。
一日は24時間ですので、メイクをしている時間は大変長い時間となりますね。
メイクをすぐに落としたい方もいらっしゃれば、メイクしたままはお肌にあまり良くないな。と分かっていてもつい、そのまま寝落ちしてしまい、落とさず朝に。なんてこともある方もいらっしゃるかもしれません。
クレンジングとは和製英語で●汚れを落とすこと●浄化すること●化粧を落とすことの意味があります。
クレンジングと洗顔は両方した方がいいのですか?と質問を受けます。
もちろん、クレンジングと洗顔は必須となります。
なぜなら、クレンジングと洗顔の役割があり、それぞれをすることによってお肌の汚れが綺麗にリセットされるからなの
です。
クレンジングの役割
クレンジングは何を落としているのか。
クレンジングはメイクや毛穴汚れ、すなわち油汚れを落とす役割です。
お肌からは皮脂という油が出ます。これは悪いものではありません。お肌を外部刺激から守ったり、肌から水分が逃げないよう乾燥から守るために皮脂(油分)がでるのです。これは通常のバリア機能の正常であり生理現象です。
但し、お肌の持ち合わせている脂性肌、混合肌の方は他の事情で皮脂分泌が多いので毛穴につまりやすい、テカる、メイクが崩れるなどもありますのでしっかりとクレンジングは必要となります。
お肌からは皮脂が出ますので、どんな肌質の方もできればメイクをしていない日でもクレンジングを推奨しています。
洗顔の役割
洗顔は何を落としているのでしょうか。
クレンジングがメイク汚れ、毛穴の皮脂の油汚れを落としてくれます。
洗顔はキメの細かい泡でお肌の表皮の上の汚れ、角質、ほこりのタンパク汚れを落とす役割となります。
お肌の表面には細かい角質が重なりミルフィーユのような皮膚構造をしています。
表皮の上に毎日の角質が溜まります。その上にほこりなどの汚れが溜まり重なります。
その重なったタンパク汚れ層を洗顔の泡で落とすのです。
洗顔はもこもこのキメの細かい泡を洗顔ネットなどで泡立てて洗顔ください。
洗顔ネットは100均などで購入できます。
もこもこの泡に埋もれるようにお肌のせゴシゴシせずに優しく泡で洗うようにしましょう!
すすぎの洗い流す水の温度は32度位が適温です。これは人間の体温が36度位なのでそれよりもぬるい温度となります。
32度とは、水に触れても熱くもなければ冷たくもない、顔につけるとひんやりする温度が適温です。
きちんと洗顔ができるとお肌に玉のような水滴がころころと転がります。
まるで赤ちゃんのお肌のようなツヤとキメになっていきます。
クレンジングの種類、成分
クレンジングには多種多様に様々な種類があります。
ジェルタイプ、バームタイプ、オイルタイプ、クリームタイプ…
クレンジングを選ぶ時は迷います。また、どれが自分に合うものなのか、お肌のいいものなのか、わからずとりあえず使ってみる。試してみる。の繰り返しではないでしょうか?
いわゆるクレンジング迷子と言う言葉までできてしまいました。
自分の肌に合うもの。もちろん大切ですが、一番気にしていただきたいことは
肌に良いものだろうか?
クレンジングでお肌が変わると言われています。安価な物や粗悪なものではかえって逆効果になりえるので、クレンジング選びは極めて重要となります。
お肌に極力負担の少ないもの、美容効果の高いものを選んでいただく事が大切です。
クレンジングに使われる肌に悪い成分3つ
①界面活性剤
②オイル成分
③添加物
強い洗浄力を求めるとこの成分が入っていないものは希少です。
お肌により負担の少ないものを選びましょう。
界面活性剤
界面活性剤は本来混じることのない水と油を混ぜる働きをするものです。
油性のメイク汚れなどは浮かせて落とすので必ずしも界面活性剤がすべて肌に悪いわけではありません。
ですが、強力な洗浄力を求めてしまうと
石油系界面活性剤はお肌に合わない方もいるので注意が必要です。
界面活性剤の中でも
レシチン、グリセリン脂肪酸、ステアリン酸、オレイン酸、ラウリン酸などを目安にお決めください。
オイル成分
クレンジングに含まれるオイル成分はオイルタイプだけでなく、バーム、クリームタイプにも含有されています。
オイルクレンジングの中でも、危険なのは炭化水素油系オイルです。
これはミネラルオイルで精製しやすく安価でありますが肌に必要な皮脂までも落としてしまうので気をつけなければなりません。
乾燥肌、敏感肌の方はエステル系オイルは症状を悪化させてしまう可能性があります。
オイル系で良いものは
米ぬか油、アーモンド油、ココナッツ油、オリーブ油という植物性オイルが肌を選ばす使用できます。
また、スクワランオイルは美容効果も高いのでお勧めです。
添加物
クレンジングに含まれる添加物の量はあまり多くはありません。
ですが、成分によっては肌に負担になる場合があります。
防腐剤の目的で添加物は必要であり、香料や、色素等で使われる添加物は敏感肌のかたは注意が必要です。
防腐剤に使われるメチルパラベン、エチルパラベン、エテド酸は肌に合わない方は保存料不使用のものをお勧めします。
エタノールは肌の乾燥を招き、毛穴を目立ちやすくする原因とも言われています。
エタノール、エチルアルコール、アルコールと記載されているものは避けると良いでしょう。
【まとめ】 クレンジングで肌が変わるとは
大切なお肌をリセットするクレンジングにはたくさんの種類あり、洗浄力を求めれば肌に負担な強い成分が入っていました。
スキンケアも同じですが、自分の身体に直接つけるものには肌に優しいものがいい。負担が少ない方がいい。そう感じていただけましたら嬉しいです。毎日のお食事と同じです。身体を作るのは食事からですね。
スキンケアに気をつけていらっしゃる方も多いと思います。もちろんその通りです。
そして、毎日のメイクなどで過酷な環境に置かれている私たちの肌に、安価だからや、すごく落ちるから、めんどくさいからなどではクレンジングを選んでしまうと勿体ないと思います。
一日頑張ったお肌に、極力肌に負担の少ないものを選び、労わり、優しく落としてください。
せっかくの栄養のあるスキンケアで整えていても、肌が荒れてしまうようでは悲しいのでクレンジングも込みでスキンケアと考えていただきたいと思います。
お肌に負担の少なく美容効果の高いクレンジングでお肌をリセットする。綺麗に落とせたお肌にスキンケアが良く浸透し本来の悩みに添った効果が得られる事でしょう。
お肌が美肌に変わる!ということは正常な肌に効果の高い浸透力でホームケアする最高のスキンケア方法と言えるのではないでしょうか。